■車いすのブラジル人、日本人の“見て見ぬふり”に安心? 「大事なのは手助けされる側を尊重すること」
生まれつきの障害のため、車いすユーザーであるブラジル人のイギニョさん。そんな彼との日常を描くパートナーのA子さん(@2kob_mom)の漫画がInstagramで話題に。漫画は、イギニョさんが日頃感じる「車いすユーザーに対する、日本とブラジルの反応の違い」をまとめたもので、「勉強になる」と注目を集めている。
漫画によると、ブラジルでは、車いすのイギニョさんを見ると困っていなくても手伝ってくれようとグイグイくるそう。一方、日本では、礼儀ゆえに障害者を“見て見ぬをふり”する傾向があり、いざ困っていても助けてもらえないことも多いそう。こうした日本人の反応は一見ネガティブに見えるが、イギニョさん自身は「個人的にほっといてほしいから、日本のスタイルが合っている」という。
A子さんも最初、「ほっといてほしい」という感想に驚いたそう。「やはり四六時中、好奇の目にさらされているのはしんどいので、たとえ“ふり”であっても、自分の身体的な特徴に無関心を装ってくれる環境の方が、気がラクなのかなと思います」とイギニョさんと話し感じたという。
ブラジルでは、場所によってはかなり物珍しげにジロジロ見てくる人もおり、日本人の「特に反応しないことが礼儀」という文化がイギニョさんには合っていたそう。
また、“手助け”についても「自分でできることにはプライドがあり(彼の場合は自分の手で歩いて移動できるなど)、必要なときにはお手伝いをお願いするので、そうでなければ普通に接してほしいと思っているようです」と話す。
イギニョさんの感想には多くの読者からは驚きの声とともに、「それぞれの国で人の対応の違いはあれども、結局は“手助けされる側”の要望を尊重するのが大事だよね」と共感する声が寄せられた。
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2021-12-25 10:00