群馬県大泉町古氷の町道で7日夕、下校中の小学4年の女児（10）が襲われた事件で、大泉署は14日、女児を救出し、邑楽郡の高校生の少年（17）＝
殺人未遂容疑などで送検＝の逮捕に協力した20〜70代の男女5人に感謝状を贈呈した。
同署での贈呈後、20〜30代の男性3人が取材に応じた。3人は同僚で、事件時に車で通り掛かった。当初、少年が覆いかぶさり女児の背中しか見えなかったが、
少年を引き離したり、傘でたたいたり、警察に通報したりしたという。
30代男性は「犯人が包丁を持っていると聞き、『自分の人生、ここで終わったか』と足が震えるくらい怖かったが、無我夢中で立ち向かった」と振り返った。
20代男性は「（少年は）抵抗したが、最後はうずくまった。『邪魔するな』とか、意味不明なことも言っていた」。別の20代男性は「やるしかないという思い。助けられて良かった」と話した。
友野久志署長は「見事な連携で勇猛果敢に犯人と対峙（たいじ）して被害者を保護し、犯人を現場で逮捕することができた」と感謝した。
13日には被害女児の通う小学校に対し、県警の神戸勇生活安全部長が感謝状を贈呈。事件時に一緒にいた同級生が防犯ブザーを鳴らして近くに助けを求めており、
日ごろの適切な防犯教育が惨事を防いだとしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c05d82c84b10f4cdc019bf667a8e4834a8c3c0f
