中国政府はエネルギー消費を一律に制限する措置を緩和する方針を示した。環境・気候目標への取り組みで将来の経済成長が鈍化する事態を回避する。

中央経済工作会議の閉幕後、10日遅くに発表した政策文書で明らかにした。

エネルギー消費の目標を設定するのではなく、全体のエネルギー利用から生じる二酸化炭素(CO2)の排出量を制限することで、気候目標を達成する。

中国政府は、エネルギーの総消費量とエネルギー強度(一定の国内総生産を創出するのに必要なエネルギー量)について、厳格な全国目標・地域目標を設定していたが、
エネルギー消費量の多い一部の州は目標を達成できず、昨年後半に導入された新たな規制で、広範な電力不足が発生。経済に大きな影響が出た。


中国、エネルギー消費制限を緩和 景気に配慮
https://jp.reuters.com/article/china-energy-climatechange-idJPKBN2IS0KE