福岡県は12日、県内在住の1人が新型コロナウイルスの新たな変異型「オミクロン型」に感染した人の濃厚接触者に認定されたと発表した。5日に
関西国際空港から入国して10日に同型への感染が確認された人と、同じ航空機に乗っていた。入国時のPCR検査では陰性が確認されているという。
県によると、この人は県が確保している宿泊療養施設に12日入所した。それ以前も自宅で待機し、外出などはしていないという。県は毎日の
健康観察と、2日に1回のPCR検査を実施する。
併せて県は確保している11カ所の宿泊療養施設のうち、使用休止中の2施設(計約400室)を国に提供する方針も明らかにした。入国者用の
一時待機施設の不足を受け、国から要請があった。同日から福岡市内の1施設を貸し出し、不足する場合はさらにもう1施設を提供する。
県内の宿泊療養施設については稼働率が落ち着いていることから、貸与を決めた。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC121JE0S1A211C2000000/