【ニューヨーク共同】米ニューヨーク市警は9日までに、ことし市内で発生したアジア系への憎悪犯罪
(ヘイトクライム)が129件と昨年1年間の4倍以上に急増したことを明らかにした。憎悪犯罪全般も昨年の
ほぼ倍に増えた。差別を助長したと一部に批判されたトランプ前政権から今年1月、バイデン政権に
交代しても事態が沈静化していないことが浮き彫りとなった。

 警察は、人種が動機とみられる事件でも、現場での差別的発言などの明確な記録が欠けると
憎悪犯罪として扱わず、単なる暴行事件などとして処理することも多い。実際の憎悪犯罪数はさらに多いとの
見方が大勢だ。
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