富山県産米の来年の生産目標は、ことしより2%減の17万2000トン余りとなりました。

 生産目標は、JAや県などでつくる県農業再生協議会が3日、決定しました。

 国は来年のコメの生産量の目安を3%減としています。

 協議会では県産米の全国シェアなどを考慮し、ことしより2%減の17万2125トンとしました。

 国は、以前行っていた生産調整、いわゆる減反政策を3年前に廃止して、生産目標を各都道府県の判断に委ねています。

 県は、ことしは初めて3%の減産としていて、これで2年連続の減産となります。

 新型コロナの影響で業務用のコメの需要が低下したことなどが要因です。

 JA富山中央会の伊藤孝邦会長は「農家の意欲がなくならないよう必要な支援を行いたい」とコメントしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cbb236ad676050b3914423fc280c943334da4d3c