韓国は病床不足深刻化…新規感染者は在宅治療が原則に
? 中央日報/中央日報日本語版2021.11.30 07:37

韓国では今後新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)で新規感染者に分類された場合、在宅治療が原則となる。ブースターショット(追加接種)の間隔も短縮される。感染者の急増で病床の余力がなくなって韓国政府が掲げた対策だが、専門家は本質的な問題解決からはかけ離れた窮余の策だと厳しく指摘した。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は29日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で主宰した特別防疫点検会議で「段階的日常回復(ウィズコロナ)第2段階への転換を留保して今後4週間は特別防疫対策を施行する」と述べた。「新規感染者と重篤患者、死亡者が同時に増加していて、病床の余力がほぼなくなってきているため」だという。

ただし、文大統領は「なんとかこぎつけた段階的日常回復を白紙に戻して過去に後退することはできない」とし、大衆利用施設の営業時間の制限や私的な集まりの人数制限を強化することはない点を示唆した。その代わり文大統領は「核心はワクチン接種」としながら「今や3次接種は追加接種ではなく基本接種で、3次接種まで打ってこそ接種が完了すると認識を転換する必要がある」と述べた。

https://japanese.joins.com/JArticle/285235