紫禁城の玉座に敷かれていた絨毯、8.8億円で落札 明王朝の一品

北京の紫禁城の玉座の下に敷かれ、34年間保管されていた、竜の紋様の貴重な絨毯が11月23日、パリのクリスティーズでオークションにかけられた。落札価格は774万ドル(約8億8400万円)と、予想の500万ドルを上回った(ナレーションなし)。

北京の紫禁城で、玉座の下に敷かれていた貴重な絨毯に競売で774万ドル(約8億8400万円)の値が付いた。

クリスティーズの専門家、ルイーズ・ブロードハースト氏
「信じられないほど素晴らしい、竜の紋様の絨毯で、16世紀の明の時代のものだ。基本的には16世紀に織られた。
紫禁城には、その内装を作るための専用の工房があり、そこでこういった絨毯が織られていた。
その形状や装飾から、皇帝の玉座用の特注とみられる。玉座が置かれていた床に敷かれていたため、正方形だ」

最高で500万ドル(約5.7億円)の値がつくと予想されていた。

「これは絶対的な傑作だ。当社の顧客には、歴史的に重要で美しい作品を求める多くのコレクターや機関が存在し、この作品はそのすべての要素を備えている。
このような作品が市場に出てくるのは非常にまれだ。34年間も保管されていたのだからこれは貴重な機会だ」

https://news.yahoo.co.jp/articles/2476399953a8de186e59e6c494c100cde7ec513c

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