中国本土で3か所目となる証券取引所が北京に開設され、15日から取り引きが始まりました。創業まもない
スタートアップ企業などの資金調達を支援するねらいです。
中国本土では上海と南部、深※センに続いて3か所目となる北京の証券取引所では、15日から取り引きが
始まりました。
北京には、これまで中小企業などの株式を投資家と証券会社が直接取り引きをする「店頭市場」が
ありましたが、新たに証券取引所を開設することで、より多くの投資家が売買の注文をできるようになり、
上場する企業の資金調達をしやすくするねらいがあります。
北京証券取引所に上場できるのは、創業まもない中小の企業で、当初は81社の株式が上場され、
保有する資金などの一定の条件を満たした投資家が取り引きに参加できます。
北京にはスタートアップ企業が数多く集積していて、中国政府としては、こうした企業の資金調達を支援することで、技術革新が生まれやすい環境をつくり、経済成長のけん引役を育成したい考えです。
一方で、上海と深※センの証券取引所には、すでにIT・ハイテク関連の新興企業が上場する
株式市場があり、北京の証券取引所との関係をどのように位置づけるのかが課題となります。
※土へんに川。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211115/k10013348181000.html