台湾のテレビ局は、アメリカ議会の上下両院の議員らが9日、アメリカ軍の航空機で台北を訪問したと
伝えました。

アメリカ軍の航空機が外交関係のない台湾の空港に着陸することはまれで、中国は強く反発しています。

台湾のテレビ局TVBSはアメリカ議会の上下両院の議員らが9日、アメリカ軍の航空機で台北を訪問したと
伝え、議員らが乗っていた機体だとする映像を放送しました。

これを受けて、中国国防省の報道官は9日夜にコメントを発表し「台湾は、中国の神聖で不可分な領土の
一部であり、アメリカの行為は中国の内政への重大な干渉で、主権を著しく損ない、台湾海峡の
平和と安定を脅かすものだ」として、アメリカ側を強く非難しました。

これについて、アメリカ国防総省のカービー報道官は、記者団に対し、アメリカ議会の議員らが台湾を
訪問したことを認めたうえで「議員団の訪問はことしに入って2回目で、よくあることだ」と述べました。

また、アメリカ軍の航空機が使われたことについては「議員団がアメリカ軍の航空機で移動するのは
珍しくない」と述べました。

記事抜粋
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211110/k10013341281000.html