[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米国時間の原油先物は2週間ぶりの高値に上昇した。供給が依然逼迫する中、米国が入国制限を解除するなどパンデミック(世界的大流行)後の回復の兆しが需要を押し上げるとの見方につながった。

また、エネルギー情報局(EIA)が9日に公表した短期エネルギー見通し(STEO)で、ガソリン小売価格が今後数カ月で下落すると予想。
バイデン米政権はSTEOの予測を基に戦略石油備蓄(SPR)を放出するかどうかを決定するとしており、アナリストはガソリン価格の下落見通しによりSPRがすぐに放出される可能性が低下し、原油価格の上昇につながったとした。

清算値は、北海ブレント原油先物が1.35ドル(1.6%)高の1バレル=84.78ドル。米WTI原油先物は2.22ドル(2.7%)高の84.15ドル。両先物とも10月26日以来の高値を付けた。

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