【香港時事】28日付の香港紙・信報によると、経営危機に陥っている中国不動産開発大手・中国恒大集団の
許家印会長が、香港に所有する豪邸を抵当に入れた。これによる金融機関からの借入金は最大3億香港ドル
(約44億円)で、恒大の債務返済に充てるとみられる。

 邸宅は香港島の高級住宅地にあり、市場価格は約7億香港ドル。以前は許氏と家族が住んでいたが、
土地登記当局の記録によると、今月19日に抵当に入った。

 巨額の負債を抱える恒大は6月以降、傘下の電気自動車(EV)会社や不動産管理会社の株式売却などを
通じた資金調達を目指してきたが、買い手との交渉がまとまらず、多くは実現していない。恒大が香港で保有する
オフィスビルの売却も頓挫したと伝えられる。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021102800899&;g=int