ロシア国防省は18日、日本海で14日から17日まで、中国軍との合同軍事演習を行ったと発表しました。

演習には、ロシア海軍と中国海軍の駆逐艦や潜水艦など15隻とロシアの戦闘機などが参加して、
通信や機雷の除去、海上の目標に向けた射撃など20以上の訓練を実施したということです。

ロシア国防省によりますと、中ロ海軍の合同演習は2012年から毎年行われてきましたが、
去年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で実施されなかったということです。

一方、ロシア国防省は、演習期間中の15日、アメリカ海軍の艦船が日本海でロシアの領海侵犯を企て、
ロシア海軍の艦船におよそ60メートルまで接近したと批判し、外交ルートを通じてアメリカ側に抗議したことを
明らかにしました。

これに対してアメリカ側は、ロシア側の発表は事実に合致していないとしたうえで、アメリカ軍の艦船は
国際法に従って航行したとしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211019/k10013312831000.html