新スーパーマンは両性愛者 DCコミックが発表

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虹色のマスクを着けてスーパーマンの仮装をした人。ドミニカ共和国の首都サントドミンゴで(2021年7月11日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】スーパーマン(Superman)の息子は父と同じく、記者と恋に落ちた。だが、その相手は女性ではなく男性だった──。

【写真】スーパーマンとバットマンがキスする様子を描いた張り紙

 DCコミックス(DC Comics)は11日、クラーク・ケント(Clark Kent)とロイス・レイン(Lois Lane)の息子が新スーパーマンとして活躍するコミックシリーズの最新号で、主人公のジョン・ケント(Jon Kent)が新人記者のジェイ・ナカムラ(Jay Nakamura)と恋愛関係になると発表した。

 2人は8月発売のコミックで親交を深めていたが、来月出版される最新号ではキスを交わすという。DCコミックスは発表で、新スーパーマンを「バイセクシュアル(両性愛者)」と表現。作者のトム・テイラー(Tom Taylor)氏は「きょうから、コミック界最強のスーパーヒーローに自分の姿を重ね合わせられる人が増える」と述べている。

 アメコミの世界では最近、多様性を受け入れる作品が増えている。3月には、マーベルコミック(Marvel Comics)が「キャプテン・アメリカ(Captain America)」シリーズ初となる同性愛者の主人公を発表。夏にはDCコミックスの「アクアマン(Aquaman)」に黒人で同性愛者のスーパーヒーローが登場したほか、「バットマン(Batman)」の最新シリーズに登場する相棒のロビン(Robin)がバイセクシュアルであることをカミングアウトした。

 DCコミックスが発表を行った11日は「国際カミングアウトデー」に当たる。ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は同日に出した声明で、米政権は性的少数者(LGBTQ)の権利擁護に取り組むと表明した。



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