90年代、韓国大統領府にスパイ浸透 情報機関出身の脱北者主張―英BBC

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021101100887&;g=int

英BBC放送(電子版)は11日、軍偵察総局など北朝鮮の情報機関で30年間勤務し、
2014年に脱出したという脱北者のインタビューを報じた。
それによると、1990年代初め、北朝鮮が派遣した工作員が韓国の大統領府で5〜6年勤務し、無事に帰還したこともあったという。

 また、故金正日氏は80年代に「サイバー戦争」に備えた人材育成を指示。
「全国から優秀な学生を選抜し、6年間の特別教育を行った」という。
90年代後半の食料難「苦難の行軍」の際には金正日氏の秘密資金が底を突き、麻薬の製造・取引でしのいだ。
脱北者は「海外から外国人を北朝鮮に連れて来て、党関連施設に麻薬製造基地をつくった」と語った。