小学2年のまま時が止まった勉強机 交通事故で息子亡くした母の27年…

https://news.yahoo.co.jp/byline/yanagiharamika/20210927-00260092

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27年前、交通事故で亡くなった次男の勉強机を今も保存する佐藤京子さん(筆者撮影)
 9月21日から30日まで10日間にわたって実施されている「令和3年秋の全国交通安全運動」。全国各地で交通安全を呼びかけるさまざまな取り組みが行われているほか、テレビや新聞でも、交通事故防止をテーマとした特集が多く報じられています。

 そんな中、

「一人でも、安全運転を心がけてくださる方がいれば……」

 という思いを込めて、北海道札幌市に住む一人のお母さんが、大切な部屋を見せてくださいました。

 佐藤京子さん(58)は、穏やかな口調で語ります。

「この部屋は、27年前の夏休みに交通事故で亡くなった次男の勉強机を、当時のまま再現し、保存しているた空間です。事故の後、一度引っ越しをしたんですが、この勉強机だけはどうしても処分することができなくて……。宿題のプリントの置き場所から、コロコロやドラゴンボール、大好きだったクレヨンしんちゃんの漫画の並べ方まで、すべてあの日のままにしてあります。私たちはここを、『ひろの部屋』って呼んでいるんですよ。生きていたら、今年で34歳。ひろはどんな大人になっていたのでしょうね」

 以下は、この勉強机について語るお母さんの動画です。