ボーイングは、テキサス州サンアントニオの施設で新型の大統領専用機「エアフォース・ワン」の製造を進めている
が、製造中の機体の内部から空のテキーラのボトル2本が発見されたことが、9月18日のウォール・ストリート・ジャー
ナル(WSJ)の報道で明らかになった。

大統領専用機の製造は、高度なセキュリティ体制のもとで行われており、問題のアルコールのミニチュアボトルが、
どのようにして現場に持ち込まれたのかは不明とされている。

ボーイングは、同社が「国家的な最優先事項」と表現する2機の新型エアフォース・ワンを製造しているが、製造現場
へのアルコールの持ち込みは禁止されており、同社は今回の発見を非常に重く受け止めているという。広報担当者
は、フォーブスに寄せた声明で「これは組織の内部の問題であり、当社は契約上の理由からこれ以上のコメントに
は応じられない」と述べた。

ボーイングは、2018年にドナルド・トランプ前大統領の政権と合意した契約で、2機の飛行機の製造に39億ドル(約43
00億円)の支払いを受けていた。

https://forbesjapan.com/articles/detail/43418