当初、法務省では表現の自由との兼ね合いから、厳罰化には消極的でしたが、その流れを変えたのが、テレビ番組「テラスハウス」に出演していた女子プロレスラー木村花さんの自殺です。
木村さんに対しては、ツイッター上で「生きてる価値あるのかね」など壮絶な誹謗中傷が行われていましたが、書き込んだ人物に対して下されたのは、わずか9000円の科料でした。
これをきっかけに厳罰化を求める声が一気に増え、今回の法改正の検討につながりました。
まだ確定ではありませんが、法務省では「1年以下の懲役・禁固」「30万円以下の罰金」とする案で検討を進めています。もしこの法改正が実現すれば、侮辱罪は名誉毀損よりは軽いものの、
それなりの水準となります。同時に、時効の期間についても、名誉毀損と同様、3年に伸ばす方針です。刑事罰を科すには投稿者を特定する必要があり、時間と手間がかかりますが、
時効が伸びたことで摘発できるケースが増えると予想されています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/57dec1ba5f951b3b9b8960bbfc8e49132950b413