10日に自民党総裁選立候補を表明した河野太郎行政改革担当相(58)が11日、読売テレビ・日本テレビ系「ウェークアップ」にリモート出演。自身のツイッターで特定の人からのアクセスを受け付けなくする「ブロック機能」を頻繁に使っていることについて、「ネットの世界でも礼節が必要」と改めて説明した。

 スタジオの弁護士・三輪記子氏から「河野さんのツイッターを拝見していると、結構カジュアルにいろんな人をブロックされてるなと思う。それが市民の表現の自由を萎縮的効果にならないか、私はすごく懸念も持ってるんですけど」と考えを問われた河野氏は「表現の自由とブロックというのは全く関係ないと思います。私がブロックをしても、その人はその人のアカウントで自由に発信をすることができますから」と回答。

 続けて「ネットの世界でも礼節が必要だと思います。ネットの世界でホントに誹謗中傷が今はびこっている。それによって自ら命を絶ってしまった方もいますし、それによってさまざまな被害を受けて、法的な措置を取ろうとしている方もいらっしゃいます。先日、中川翔子さんと対談をいたしましたけど、彼女もそういう犠牲の被害にあっている一人です」と、先日SNSの誹謗中傷を警察に相談すると宣言したタレント・中川翔子と対談したことも報告。

 「発信は自由ですけども、そこにも礼節が必要だと思っております。私のアカウントを見にきて下さる方が、そういう誹謗中傷も読まなければいけないというのは大変申し訳ないと思っておりますので、そういう礼節を欠いた人の書き込みというのはお断りをするという意味でブロックをしております」と説明した。

 河野氏は、7日の閣議後会見でも「ブロックするのは問題ない」と反論。自分自身に対し「通りすがりの人を罵倒するようなことが起きている」と述べている。
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