【イスラマバード共同】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンによる暫定新政権の運営が早くも
難航している。公務員の大半が欠勤したり、退職したりしているためだ。米国が支える民主体制の下で
育った若手職員は特に将来を悲観し、職場に来ない。政権を奪えば行政も動かせるとみたタリバンの
思惑は外れた形だ。

 タリバンが暫定政権を始動させた初日の8日、職員約850人の情報・文化省では20人ほどしか
出勤しなかった。同省はメディアを管轄し、文化財の保護を担ってきた。30代の男性職員によると、
この日の昼すぎに大臣らが登庁し、訓示する予定だった。女性職員は1人も来なかったという。
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