北海道で8月19日に警察に保護され「亡命のため国後島から泳いできた」と話したロシア人男性V・ノカルド氏が、
日本で難民認定を申請したことが1日、政府関係者への取材で分かった。

男性が当初求めた「一時庇護」を出入国在留管理当局が認めなかったため、9月初旬にもロシア側に引き渡され
る見通しとロシア紙は報じていたが、難民申請をしたため当面は送還されない。現在は入管施設に収容されてい
る。申請は8月27日付。

男性は40歳前後。約3年前から国後島に住み、17日に行方不明になった。ウエットスーツを着て約24キロを泳い
で渡ったとされるが、ゴムボートを使ったとの報道もある。

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