実際のところ、母とのデートを望む息子と、父とのデートを望む娘とでは、
圧倒的に後者の方が少ないだろ。前者との比較で言うなら、ゼロに近いほど。

思春期・反抗期の、親への反発にしても、
娘は父親のことを「男臭い、むさくるしい」と、つまり「男だから」という理由で嫌う。
だが息子から母親へは「勉強しろしろとうるさい、干渉するな」であって、
別に女であることは理由になってない。

娘の、父親に対する嫌悪と、
息子の、母親に対する嫌悪とでは、根深さのレベルが違う。
根源的生理的なものと、単に「うるさい」ってだけのもの。

だから、父を好きな娘などという、
「現実的に殆ど見ないもの」については特に意見が出ず、
「現実的に見かけるもの」にはあーだこーだ話が湧いてくる、と。

そういうことじゃないか?