ベスト4が出そろった「夏の甲子園」。一昨年の大会は計6億円超の入場料収入があったが、
今大会は無観客開催のため、懐事情がさびしいらしい。スポーツライターの酒井政人さんは
「主催する朝日新聞が運営するクラウドファンディングが1億円を目標に支援を呼びかけているが、わずかしか集まっていません」。
ファンにそっぽを向かれる理由とは――。

夏の甲子園」朝日新聞の1億円支援のお願いが“無視”されている

 残すところ準決勝・決勝戦だけになった「夏の甲子園」(第103回全国高校野球選手権大会)。
2年ぶりに開催された同大会だが、実は“窮地”に立たされているのをご存じだろうか。

 コロナ禍前の一昨年に開催された第101回大会はチケット販売などで約6億5900万円の収入があった。しかし、
今回は「無観客開催」となり、その大半が見込めない。そこで同大会を日本高等学校野球連盟とともに
主催する朝日新聞社が運営するクラウドファンディングサイト「A-port」で1億円の支援を募っているが、
まさかの大苦戦。この原稿執筆時(8月27日13時時点)で達成率12%(1252万5884円、支援者1501人)しか集まっていないのだ。


https://news.yahoo.co.jp/articles/40dfa01289da8775bc3ab40518e8a6454f720965