自民党総裁選や衆院選が迫る中、菅首相の地元である横浜市長選で、首相が応援する候補が大敗して衝撃が広がっています。菅政権の新型コロナウイルス対策には不満が募っているようですが、自民の「次の顔」は誰になるのでしょうか。構図と世論を探ります。

■支持率「35%」、選挙で負け続き

有働由美子キャスター
「全国で新型コロナウイルス感染者が増える一方で、逆に下がっているのが、菅内閣の支持率です。NNN・読売新聞世論調査(8月7〜9日、全国の有権者に電話調査、1065人が回答)によると、3月に48%あった支持率は続落し、8月は35%になりました。自民党の閣僚経験者からは『菅首相のままで秋の衆議院選挙に突入すれば最悪だ』という声も出ているようです」

小野高弘・日本テレビ解説委員
「22日の横浜市長選では、閣僚を辞任してまで立候補して菅首相も支援した小此木八郎さんが大差で敗れました。横浜は、菅首相にとって自らの選挙区。お膝元なので衝撃が走っています。7月の東京都議選でも、自民・公明党で過半数に届かず、自民党幹部は『惨敗だ』と話していました」

■コロナ対応への「不満」大きく

有働キャスター
「横浜市長選の結果を見ると、やはりコロナ対策への不満がありそうだなと感じます」

小野委員
「世論調査によると、『政府のコロナ対応を評価しない』と答えたのが63%、『ワクチン対応を評価しない』が58%でした。菅首相にどれくらい続けてほしいかという質問には、『すぐに交代してほしい』と『9月の自民党総裁任期まで』が合わせて66%でした」

有働
「厳しい結果が出ていますね」

https://www.news24.jp/sp/articles/2021/08/24/04928334.html