悪ふざけで私に障害残した同級生、SNSで晒すリア充ぶりに憤りhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a837e821746333e161cda0a83c9f347f8e3ff328

小学2年のときのヴァイオリン発表会(川上さん提供)

 (柳原 三佳・ノンフィクション作家)

 『柳原さんの記事を日々拝見しています。私は小学5年生のとき、同級生の男児に金属製の武器のようなもので突然襲われ、左の手の骨を砕かれました。26歳になった今もずっとその後遺症に苦しめられ、強迫性障害になって自殺未遂をしたこともあります。

14年後の今夏、再手術を受けた左指

 交通事故で亡くなったり、植物状態になったり、という事案に比べたら、私の不幸など大したことはないのかもしれません。しかし、悪意ある他人に後遺症を負わされ、その障害と共に一生涯生きていかなければならないというのは、まさに生き地獄です』

 秋田県に住む川上隆さん(仮名)からメールが来たのは、東京五輪の開会式で音楽を担当していた小山田圭吾氏(52)が、過去のいじめ問題を理由に辞任したという騒動が大きく報じられている最中だった。

 川上さんのメールは、粉砕骨折の診断書や手術説明書、両親が学校側とやり取りをした文書なども添えられたうえでこう続いた。

 『あの出来事からまもなく14年・・・、私に危害を加えた元児童はすでに結婚し、子供もできたことを、最近SNSで知りました。この世に因果応報はないんだな、とやりきれない気持ちになりました。子供の頃、他人に危害を加えながら、何事もなかったかのように成人し、活躍している大人がいる、そうした姿をメディアやネットで目の当たりにするというのは、当事者として、心理的に本当に辛いものがあります。どうすれば少しでも前向きに生きていけるようになるのか、それを知りたいのです』
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