コロナ禍において、孤独を感じる人々が「依存症」に陥るケースが増えている。
野村総研が実施した孤独に関する調査によると、回答した20代の男性のうち52.9%、女性で56.8%が日常的に孤独を感じているという。
また孤独を感じると回答した20代、30代の半数が、「新型コロナ流行前に比べて、孤独を感じることが増えた」としている。

依存症と聞くとまずアルコール依存症を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。
しかし、昨今危惧されているのは「ポルノ依存症」である。
ポルノ依存症とは、過剰なポルノ視聴やそれにともなって強迫的な自慰行為を繰り返してしまう状態を指し、
セックス依存症などと同じく性依存症のひとつとして呼称されている。

このようなポルノ依存症と疑われる人が、コロナ禍において増加していると指摘するのは、
『セックス依存症』(幻冬舎新書)など依存症に関連する著書が多数ある、大船榎本クリニック精神保健福祉部長の精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳氏だ。

ポルノ依存症の本質は"快楽"ではなく"苦痛の緩和"
「コロナ禍で在宅勤務が増え、リモートワーク中にポルノ視聴に長時間没頭したり、強迫的な自慰行為に耽溺をしてしまう人がいます。
常にオンライン状態でいることで、ポルノサイトへのアクセスはシームレスな状態です。

会社とは違い、人目を気にすることがないため、中には長時間気を取られ仕事の作業効率が著しく低下したり、
徐々に視聴する頻度が多くなり、仕事に支障をきたす人も増えている。
私のもとにも同様の症状を訴える人の相談が昨年に比較して増えてきています。

在宅勤務で急増中?仕事や生活に支障をきたす「ポルノ依存症」の恐ろしさ
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