https://news.yahoo.co.jp/articles/0bee918b8428ab5bacb2537148b0edd24d1bf6b5
娘はニューヨークを拠点にアーティスト活動中
Photo: Youtube of Wellcome Trust
イスラム主義組織タリバンに制圧されたアフガニスタン。タリバンが首都カブールに侵攻した今月15日以来、アシュラフ・ガニ元大統領の国外逃亡が報じられている。18日にアラブ首長国連邦に滞在していることが報道されているが、依然としてアフガニスタンに置き去りにされた国民、特に女性たちを心配する声が世界中からあがっている。
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さて、そんな国からいち早く脱出したガニ元大統領にも娘がいる。
ビジュアルアーティストで映像作家のマリアム・ガニだ。彼女は、ガニ元大統領と妻ルーラがアメリカに亡命していた1978年に、ニューヨークで生まれたアメリカ人である。
ニューヨーク大学とスクール・オブ・ビジュアル・アーツで学位を取得しており、現在は「ブルックリンのお洒落なロフトに住み、アーティスト生活を送っている」と、報じられていた。
だが、ガニ元大統領の逃亡以来、優雅な暮らしは一変し、物騒な日々を送っているようだ。
彼女は17日、「私はかなり憔悴している。けれど、メッセージをくれた一人ひとりに、いつかはきちんと返信をしたいと思う」と、インスタグラムに投稿。
彼女のもとに送られた無数のメールの中には、アフガニスタンの人々のために何かしたいというものから彼女の安全を願うもの、そして、「多数の誹謗中傷もあった」と、英メディア「インディペンデント」は報じている。
投稿の中で、彼女はアフガニスタンの市民を支援するのに役立つリソースを共有し、市民支援への連帯を表明した人たちへ感謝の念を述べた。ただし、父親であるガニ元大統領の国外逃亡に関しては触れていない。
翌18日、「ガニ元大統領はUAEにいる」との報道が出たが、それまでの数日間は行方不明だったため、彼女の元にも“父の居場所”に関する問い詰めがあったようだ。
実際、米紙「ニューヨーク・ポスト」は、彼女の自宅におしかけている。だが、「ドアをぴしゃりと閉められた」、父親の国外逃亡に関しては「コメントはもらえなかった」と報じている。
これに対しては「(突然自宅におしかけるなんて)やりすぎでは?」、「プライバシーの侵害だ」などの声もあがっている。