名古屋市の河村たかし市長(72)がかじった東京五輪ソフトボール日本代表の後藤 希友みう 選手(20)の金メダルが新しい物に交換される方向になったことを受け、河村氏は12日午後、記者団の取材に応じ、「メダリストの宝物を傷つけたことは本当に申し訳ない」と改めて謝罪した。

その上で、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長と直接電話で話したことを明らかにし、交換が決まれば、必要な費用は「個人として出させていただきたい」と伝えたと説明した。

河村氏は今月4日、優勝報告に訪れた後藤選手に金メダルを自身の首にかけるよう促し、かけられると突然マスクを外してかじった。
後藤選手が所属するトヨタ自動車は直後に「不適切かつあるまじき行為」などとコメントを出して市に抗議。
河村氏は「最大の愛情表現だった」「軽率な行為で申し訳なかった」などと説明、陳謝したが、市には8000件を超える批判や苦情が殺到している。

https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/20210812-OYT1T50142/