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「いなくなった女性はいないか?」と警察が…

「A子が部屋を出た後も宴は続いており、スタッフらはA子の落下に気付かなかった。1時間後、警察が部屋にやってきて、『いなくなった女性はいないか?』と聞かれたそうです。A子は既に帰宅したと思っていたあるスタッフは、『いません』と答えたが、警察がA子の名字を出していることを耳にした別のスタッフがA子に電話した。

 すると、A子ではなく、救急隊員の男性が出て、『彼女は店の前に倒れていた』と聞かされたのです。それでようやく事態を理解した9人は『いなくなった女性は自分たちのグループです』と告げた。その後、全員が渋谷署で3時間ほど事情聴取を受けたが、『事件性がない』と判断され、解放されたようです」(別のテレビ朝日社員)

 9人が警察署を出たのは午前8時30分のこと。打ち上げの開始からは12時間以上が経っていた。そして、それぞれ帰宅した9人に待ち受けていたのはスポーツ局の幹部からの“雷”だった。スポーツ局の幹部たちは「部下の失態」を報道局の人間から知らされたという。

A子さんは「突き落とされたり、脅されたりはしていない」

「その後、スポーツ局のトップがA子に電話をかけ、聞き取り調査がおこなわれました。A子はスタッフらと打ち上げをしたことを認め、謝罪した。『突き落とされたり、脅されたりはしていない』『(個室の6階から)階段で降りていったが、途中で1階まで降りられないと気付き、何かをつたって降りようとした記憶がある』などと説明したそうです。A子はかかとを骨折。手術が必要な程の重傷で、全治半年とみられている」(同前)

取材班は1次会、2次会の様子や飲酒の有無に関してテレビ朝日に質問状を送った。すると広報部より以下の回答があった。

「昨日プレスリリースでお伝えした通り、打ち上げ名目の飲酒を伴う宴席を飲食店で開いたのは事実です。緊急事態宣言下で尽力されている皆様をはじめ、関係各位に多大な迷惑をおかけしたことを深くお詫び致します。

 事案の詳細については調査中であり回答を控えさせていただきます」