ある党幹部は
「説明がとにかく下手だ。だけど判断は間違っていない。国民に正確に伝わればいいんだ」
と述べていて、今さらではありますが、官邸のやり方が失敗だったとならないように、
方針は変えずに説明不足を補うということで決着しました。
そして、政府とは改めて一枚岩になる必要もあるので、
5日から始まった政府と与党の実務者協議では今後、方向転換する時は
事前に与党と協議をしていくということを確認しました。
(Q.自民党から政府に対する「撤回の要求」は撤回したということ?)
文書そのものの撤回ではなくて、
補足して国民に伝わりやすいように書き換えていくということを求めることにしました。
(Q.今回の問題は国民に、また政権がコロナ対策でつまずいたような
印象を与えたようにもみえるが、政府は今後、どのように払拭していく?)
政府としては、今回の方針は間違っているとは思っていません。
あくまで説明不足が問題だったと考えています。
5日午後に行われた政府のコロナ対策本部でも新たに修正された文書は示されています。
具体的には「対象は全国一律ではなく感染拡大地域である」ということや
「中等症でも重症化リスクのある人や酸素の投与が必要な人は入院できる」といった内容です。
ただ、政権幹部によりますと、
「以前の表現が悪かったとはいえ、中身が変わっているわけではないので、
自治体に向けて新たな文書を出し直すことはせず、説明の仕方を変える」と述べています、
今後は新たな文書をもとに、より丁寧に説明し、
国民に安心感を取り戻してもらえるかが鍵になります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e55cc366f5dd7cd0f1a6e24342c7655badd48ff