1995年1月17日、阪神大震災が起きた。
兵庫県支部長の中村誠も、自宅や本部道場、分支部道場など甚大な被害を被った。
対応に追われ
「後継者どころじゃなかった」
という中村誠に、反松井派からひっきりなしに電話やファックスによる多数派工作が続いた。
しかし松井章圭は現地へ訪ねていき、大先輩に対して心からのねぎらいの言葉をかけただけで帰っていった。
「反松井派の連中は自分のことしか考えず、電話で一方的に言いっぱなしなのに、館長はそんなゴタゴタなんかなあーんもいわずに、ただお見舞いときた。
よし、俺はこの男を、なにがなんでも守りたてちゃろうと思った」

松井章圭 極真の継承者
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