国内線予約は「Go To」並み 宣言対象拡大も旅行需要ねばり強さ
https://www.sankei.com/article/20210802-TYSNARLLVZJCFCEGLDYQ74MYME/

ANAホールディングスによると、6〜15日のお盆期間の国内線予約件数は、前年同期比で3割以上伸びている。特にピーク時の1日9万件以上という件数は「Go To トラベル」期間中だった昨年11月の連休時と同規模という。

同社の福澤一郎専務は7月30日の令和3年4〜6月期決算会見で「(国民が)PCR検査などを積極的に受けながら国内移動しているのかなと思う。予約動向は低下することなく進んでいる」と説明した。

鉄道でも、JR東日本が発表した新幹線の予約席数を昨年と比較すると、北海道が28%増、東北48%増、上越33%増など軒並み回復しており、広報担当者は「深刻な状況ではない」とした。

航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏は、現在の感染拡大について「予断を許さない」とする一方、「東京にいても感染リスクはある。それならばワクチン接種の拡大などもあり、感染状況が悪い地域を避けて旅行をするとの判断になっているのだろう」と話す。

(抜粋)