トヨタの上半期販売、過去最高546万台…「ハイランダー」や「カムリ」好調で世界首位
2021/07/29 17:55
2021年上半期(1〜6月)の世界販売実績は、トヨタ自動車(ダイハツ工業、日野自動車含む)が前年同期比31・3%増の546万7218台で、2年連続で世界首位となった。上半期の販売台数として過去最高を更新した。
トヨタは、スポーツ用多目的車(SUV)「ハイランダー」やセダン「カムリ」が好調だった北米で44・5%増の約147万台と、大幅に伸びた。中国も28・9%増の約97万台で、上半期で最高となった。世界的な半導体不足で競合他社が大幅な減産を迫られる中、調達ルートを確保して影響を最小限に抑えた。
また、2位は独フォルクスワーゲン(VW)で27・9%増の497万8238台、3位は日産自動車と仏ルノー、三菱自動車の3社連合で20・2%増の408万1587台だった。
国内の自動車主要8社の世界販売台数の合計は29・4%増の1313万台だった。ホンダは25・8%増の236万7330台、スズキは50・6%増の143万8828台だった。トヨタ以外の7社は、コロナ前の19年上半期の水準に届かなかった。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210729-OYT1T50346/