韓国大統領府の朴洙賢・国民疎通首席秘書官は19日、文在寅大統領が23日の東京五輪開会式に合わせて
訪日するかどうかについて、新型コロナウイルスによる入国時の随行者の隔離期間を踏まえ早期に判断する考えを
示した。文氏が出席して19日午後に開かれる大統領府の定例会合で最終決定する可能性もある。

韓国政府は文氏の訪日の前提条件として、両国の懸案解消に向けた首脳会談の開催を求めている。会談を通じ、
日本による輸出規制強化措置の撤回などの成果を得たい考えだ。

朴氏は19日朝、韓国CBSラジオのインタビューで、文氏が国益を最優先に考え訪日に批判的な世論とは異なる
選択をする可能性に触れながら、「(訪日するかどうか)まだ何も確定していない」と述べた。

韓国メディアでは、文氏が訪日を断念した場合、金富謙首相が代わりに五輪開会式に出席する案も
取り沙汰されている。(共同)

https://www.sankei.com/article/20210719-SKZIPISFQFKCLDFANV52TTWDXI/?theme=tokyo2020