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仏“ワクチン義務化”に反対デモ 警官隊との衝突も
15日 7時45分
 フランスでは14日、遊園地や飲食店で新型コロナウイルスのワクチン接種の証明の提示が義務付けられることなどに反対するデモが相次ぎ、パリでは警官隊との衝突も起きています。

 14日、パリでは数千人の人たちが街を練り歩き、「ワクチン義務化」に反対の声を上げました。

 今週、マクロン大統領は、▽21日から50人以上が入る遊園地や文化施設などを利用する際に、▽さらに8月上旬からは飲食店などを利用する際に、ワクチン接種や検査の陰性を証明する「健康パス」の提示を求めると発表しました。また、医療従事者らには接種の義務化を表明していて、デモはこうした動きに抗議するもので、参加者の一部が暴徒化し、銀行や店の窓ガラスを壊すなどしました。

 フランスメディアによると、デモはリヨンなど各地で行われ、あわせて1万9000人以上が参加したということです。マクロン大統領は国民全体のワクチン義務化を検討する可能性を示していて、混乱は続きそうです。