効果に疑念?中国ワクチン切り替え 感染急増のタイ、インドネシア
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 新型コロナウイルスの変異株感染が急拡大するタイとインドネシアで、ワクチン接種の多くを依存してきた中国企業製品の効果を疑問視する動きが広がっている。
タイ政府は急きょ、1回目に中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製を接種した人について、2回目は英アストラゼネカ製に切り替える方針を表明。
インドネシアも3回目の追加接種をシノバック製から米モデルナ製に変更する計画を示した。

 タイでは2月ごろからシノバック製を中心に医療従事者向け接種を開始。
だが保健省によると、今月までにシノバック製を2回接種した約67万人のうち618人が感染。
今月初めには、米ファイザー製の使用案を検討する内部会議で専門家が「シノバック製の効果がないと認めることになる」と発言していたことが暴露され、医療関係者の間で批判が高まっていた。
(続く)