ゲーム配信サービス「Steam」を運営する米Valveは7月15日(現地時間)、「Nintendo Switch」のようなゲーム端末「Steam Deck」を発表した。
Valveは「Steam DeckはPC」で様々なOSを導入できるとしている。

 米AMDのカスタムAPU(Zen2/RDNA2)を搭載し、7インチの液晶ディスプレイ(1280×800ピクセル/60Hz)でSteamのゲームをプレイできるハンドヘルドPC。
ストレージの違いで3モデルがあり、最大で512GBのSSDを備える。別売の純正ドックにはHDMIなどの出力端子や有線LANポートも付けた。

 Steam Deckの「SteamOS 3.0」はArc Linuxベースの独自OS。Steamへのアクセスとゲームプレイに最適化した。

 ただし仕様表にはLinuxデスクトップ「KDE Plasma」の文字があり、商品ページでは外部ディスプレイに接続してアプリケーションを操作する写真も。
「新バージョンのSteamOSは、携帯型ゲーミングデバイス用に最適化されており、邪魔な機能はありません。しかし、本気で使ってみたいなら、デスクトップに向かいましょう」としている。

 開発者向けのFAQでは「Windowsをインストールできるか」という質問に対し、「Steam DeckはPCだ。プレイヤーは他のOSを含め、好きなものをインストールできる」と回答している。

携帯ゲーム機「Steam Deck」はPCとして使える Windowsの導入も
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2107/16/news074.html
https://image.itmedia.co.jp/news/articles/2107/16/l_ts0153_steamdeck03.jpg