駅員のミスを同人誌で…本当にヤバいのは「こんな鉄オタ」
駅を利用するのは通勤、通学、旅行客だけではない。鉄道マニア、通称鉄オタも趣味の一環で駅を訪れる。「鉄オタはジャンルによって“めんどくささのレベル”が異なる」と、前出の桜井さんは語る。
「おそらく、みなさんがイメージする鉄オタは大きな望遠レンズをつけた一眼レフや脚立を持つ“撮り鉄”だと思います。彼らは撮影するときに場所の取り合いをしたり、作品をネット上に発表するので、
存在感があるんですよね。でも『列車の運行を妨げるので出ていってくれ』と注意すると、文句を言いながら出ていくのでさほど害はありません。駅員として関わりたくないのは“乗り鉄”と“音鉄”です」
乗り鉄とは、鉄道に乗ることを重視する鉄道ファンを指す。目的地までの最短ルートを探求する人や路線の制覇を目指す人など、その趣味嗜好は多岐にわたるという。
列車に乗るだけなら問題ないように思うが、桜井さんは首を振る。
「全員とは言いませんが、駅員にわざとルートに関する質問をしてミスリードを誘うんです。もしも駅員が間違った回答をしてしまうと『◯◯駅の駅員は使えない』とネットでさらされたり、
同人誌に書かれて頒布されてしまったりします。新人の駅員だとトラップに引っかかる確率が高いですね」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6af8ef33bf977db3474189726c4e5d2be643762f?page=3