「ウエスタン、中日−阪神」(10日、ナゴヤ球場)

中日−阪神(ナゴヤ)で緊迫した場面が見られた。

阪神の七回の攻撃終了直後、一塁コーチャーの中村外野守備走塁コーチが何らかの声に反応し、塁審にアピー
ル。それに対して、中日・工藤外野守備走塁コーチが応戦するそぶりが見られた。すると、両チームの首脳陣がホ
ーム付近に集まり、もみ合いに。怒号が飛び交った。

阪神の攻撃は七回2死満塁、井上の中飛で終了していたが、中日側から阪神の走者が何らかの伝達行為を行った
のではないかとのアピールがあったと見られる。中日・仁村2軍監督が「やってるやんか、こうやって」とベルト付近を
触り、両足を踏むような仕草を見せ、平田2軍監督は「やってるわけないやんか」と抗議。両チームの首脳陣の激し
い言い合いとなった。

不穏な空気の中、両チームの選手は静かに見守った。約4分の中断後、松本球審が場内アナウンスで両チームに
警告を発し、警告試合として試合が再開された。

阪神は1軍で、6日・ヤクルト戦に“サイン盗み疑惑”が起こったばかりだった。

https://www.daily.co.jp/tigers/2021/07/10/0014488903.shtml