自動車会社のホンダは2040年に、新車の全部を電気自動車(EV)と燃料電池車(ねんりょうでんちしゃ)(FCV)にする目標を決めました。40年には燃料のガソリンを燃(も)やして動力を得(え)るエンジンを積んだ新車は売るのをやめます。

 車が走る時にエンジンから出る、地球温暖化(おんだんか)の原因(げんいん)の二酸化炭素(にさんかたんそ)(CO2(シーオーツー))をなくすためです。EVや水素が燃料のFCVは電気モーターで動き、走行中にCO2を排出(はいしゅつ)しません。エンジン車造(づく)りを全部なくす全廃(ぜんぱい)を決定したのは、日本の自動車会社では初めてです。

日本政府(せいふ)は温暖化防止(ぼうし)のため、
35年にガソリンだけで走るエンジン車の新車を売れなくしますが、
エンジンと電気モーターの両方で走り、
CO2排出が少ないハイブリッド車(HV)
の新車販売(はんばい)は認(みと)めます。
ホンダは、まだ新車の99%以上がHVをふくむエンジン車ですが、
高い目標に挑戦(ちょうせん)します。

東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/102871