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河野太郎行政改革担当相は23日、新型コロナウイルスワクチンの企業などの職域接種と、自治体が運営する大規模接種の新規の受け付けを一時停止すると発表した。職域接種は25日午後5時でいったん締め切り、自治体の大規模接種の受け付けは即時、停止する。いずれもモデルナ社製ワクチンの接種を行ってきたが、申請が加速し、ワクチンの供給可能量の上限近くに達したことが要因としている。

河野氏は記者会見で、モデルナ製ワクチンは9月末までに5000万回分が輸入される予定だが、職域接種の申請が既に3300万回分、大規模接種は1200万回分を超えたと説明し、「かなり上限に近くなっている。一度申請を休止させていただきたい」と述べた。

政府は申請内容を精査し、実際に必要な数量以上の供給を求めていないかなどを確認する方針だ。

菅義偉首相はこれに先立ち、首相官邸で開いたコロナワクチンなどの関係閣僚会議で、職域接種の申請数が22日までに約3700会場、対象者は約1500万人に達したと明らかにした。自治体の大規模接種会場は大阪府や愛知県、宮城県、埼玉県などが設置している。

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