ブルームバーグ): ドイツのキュアバックは、開発中の新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチン候補が大規模な第2b/3相試験で有効性47%との暫定結果を明らかにした。メッセンジャーRNA(mRNA)技術を用いた競合ワクチンがこれまでに示した有効性を大きく下回った。

被験者約4万人が参加した治験のデータ中間分析には134件の新型コロナ感染例が含まれたと、キュアバックは発表した。接種を受けて症状を訴えた人の数や、プラセボ(偽薬)を投与された人の数についての言及は控えた。ただ、同ワクチン候補を年齢層の高い被験者に投与した場合の有効性は若い層ほど高くないことを試験結果は示すと、マリオラ・フォティンムレチェク最高技術責任者(CTO)は16日、インタビューで語った。

キュアバックは16日、通常取引終了後の時間外取引で一時50%余り下げた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/dbcac5c416f83399fd2cd5d79f457233bc248312