SNSを利用した性犯罪。なかでも18歳未満の児童や生徒が裸の写真をSNSで送るなどしてしまい児童ポルノの被害にあう例が急増しています。

朝倉市の高校では、教壇に警察官が立ち注意を呼びかけました。

児童ポルノの検挙数は5年前のほぼ倍に達しました。

SNSで親しくなった異性に裸や下着姿の写真を送ってしまう例もあります。

被害者はうしろめたさから相談すらできず、画像が拡散した場合、止める方法はありません。

福岡県内では2020年、79人が児童ポルノの被害にあっています。

気になるのはポルノ画像の出所です。『自ら撮影した』ケースが全体の3割を上回っています。

広められたくないはずの画像をなぜ撮影することになったのでしょうか。

実際に福岡県で起きた事件です。被害者は16歳の少女でした。

逮捕された准看護師の男(25)とは入院先の病院で知り合い、退院後もメッセージアプリで連絡をとっていました。

しかし、知り合ってから約半年後、SNSで「裸の写メを送れ」と強く命令されました。

少女は怖くなったのでしょうか。

自ら裸を撮影し、あわせて7回も画像を送ったといいます。

脅された・執拗に要求された・同性になりすまされたなどの理由で自ら撮影に及んだ被害者。

渡してしまった画像が新たな弱みとなってしまい、被害が大きくなる場合があるのも児童ポルノにまつわる犯罪の特徴です。

福岡県警は「便利なもの(SNS)は危険なもの」と細心の注意を呼びかけています。

被害防止3か条 1撮影しない 2写真を送らない 3安易に信用しない

5年で倍増 児童ポルノ被害
https://news.yahoo.co.jp/articles/b00bcf67b00d2b4ae2abea819371ce6df629f4ea