JAXA(宇宙航空研究開発機構)は5月27日、タカラトミーなどと共同開発した「変形型月面ロボット」を月面でのデータ収集に活用すると発表した。
タカラトミーの公式アカウントが「嘘みたいな本当の話」と伝え、Twitterでは「変形といえばタカラトミー」「トラスフォーマー?」などと盛り上がっている。

変形型月面ロボットは、直径約8センチの球形。動くときに球体が中央で割れて左右に延び、中からカメラが起き上がる仕組み。
背後に伸ばしたスタビライザーでバランスをとり、外装をタイヤ代わりに回転させて移動する。

 JAXAはispaceが2022年に実施する月着陸ミッションを活用し、実際に月面を走らせる考え。
月面ロボットは自走しながら写真を撮り、「レゴリス」と呼ばれる月の表面を覆う砂の挙動などを調べる。
集めたデータはJAXAがトヨタ自動車と開発している「有人与圧ローバ」の改良に役立てる。

JAXAの「変形する月面ロボット」 タカラトミー開発協力の背景に「アイソボット」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2105/28/news133.html
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