英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は21日、バイデン米政権が中国に対し、オースティン国防長官と中国軍の
制服組トップ、許其亮・中央軍事委員会副主席との対話を3回にわたって打診したものの拒否されたと報じた。
複数の関係者の話として伝えた。
台湾などを巡り米中の対立が深まる中、米側は国防トップの対話を重視しているが、米国防当局者は同紙に
対し「中国側からの反応はない」と語っている。
同紙によると、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長も1月のバイデン政権発足以降、中国側との
対話は実現していない。
米国防総省内では、6月初めにシンガポールで開催予定だったアジア安全保障会議に合わせ、出席が
見込まれていた魏鳳和国防相との会談を模索する案も浮上。ただ、魏氏は中国共産党内での序列が許氏よりも
格下のため見送られたという。(共同
https://www.sankei.com/world/news/210522/wor2105220004-n1.html