21日に予定された首脳会談を控え韓米両国がコロナ19ワクチンを交換する、いわゆるワクチンスワップのための了解覚書(MOU)締結を推進していることが分かった
実現すれば、米国から残るファイザーやモデルナ、ワクチンを多量に国内に持ち込めるものと見られる
さらに三星バイオロジックスはモデルナワクチンの国内委託生産はもとよりオリジナル技術の移転まで推進している
米国が保有しているファイザーとモデルナワクチンのうち余裕分を今年上半期中に韓国に先に送り、下半期に韓国が導入する予定だったファイザーとモデルナワクチンの物量のうち上半期に受け取った分を米国に返す方式になるものと見られる

先月、鄭義溶外交部長官が韓米間ワクチンスワップを取り上げたが、その時は米国が拒否の意思を明らかにした
しかし韓米首脳会談を控え、該当論議が再び勢いに乗ったようだ。 同日、米上院はコロナ局面で両国の協力を持続するという内容の決議案が採択された
これに関し韓国系のアンディ·キム下院議員はハリス副大統領にワクチン支援を要請しハリス副大統領が「支援の必要性に共感しこの事案を進展させるため優先順位を置いて話し合う」と述べたと伝えた

現在、米国はワクチンが余っている状況だ。
一部の州では地下鉄の駅にまで予防接種所を設け、誰にでも無料でワクチンを接種したり、さらには旅行会社は旅行客にワクチン接種を行う「予防接種観光商品」まで出している。
一方韓国はワクチン需要に比べ供給物量が足りないのが現状だ。その為、上半期までは依然として高齢層などの高危険群などへの接種だけに集中している
また私たちが確保したワクチンのほとんどが血栓異常反応の議論を呼んでいるアストラゼネカワクチンなので接種を憚る人まで出ている
現在韓国政府が確保したと明らかにしたファイザーワクチンは3,300万人分、モデルナワクチンは2,000万人分
しかし実際導入された物量はファイザーのワクチンは143万人分、モデルナワクチンは0人分だ
このような状況でワクチンスワップを通じてファイザーやモデルナワクチンが半期中に大量に入ることになれば一般国民も第2四半期から接種を開始することができる
こうなれば接種率を大幅に引き上げ「11月の集団免疫」達成に有利になる可能性がある

https://news.naver.com/main/read.nhn?sid1=102&;oid=469&aid=0000604378