新疆ウイグル族青年が訴え、「米主張は誇大宣伝」「現地で実態を見てほしい」=東京で講演会

「日本のウイグル人青年が故郷の新疆について語る」講演会がこのほど、東京都内で開催された。写真は新疆ウイグル自治区出身のパハルディン氏。
「日本のウイグル人青年が故郷の新疆について語る」講演会がこのほど、東京都内で開催された。新疆ウイグル自治区出身のパハルディン氏(中日青年産学連合会運営メンバー)が自身の経験をもとに、新疆ウイグル人の生活の実例を紹介し、日中両国の約200人がオンライン(Zoom)で参加した。

この講演会は中日青年産学連盟が主催し、日本華人教授会が後援した。講演会では、同氏をはじめとする関係者がウイグル人の教育、文化伝承などについて語り、写真や動画を披露した。パハルディン氏は新疆ウイグル自治区のウルムチで育ち、現在日本で働いている。

「私の生まれ育った故郷―新疆ウイグル自治区」をテーマに基調講演したパハルディン氏は、「中国の多くの主要な高校や大学では、ウイグル人学生のための入学制度と奨学金制度がある」と言明。ハラール食(イスラム教徒向けの食事)のカフェテリアも開設されていると明かした。 新疆ウイグル自治区では、ウイグル語と文化が保護され、受け継がれており、文化面では、ウイグルの伝統的な音楽が世界無形文化遺産に登録されたという。

新疆ウイグル自治区の多民族問題について、パハルディン氏は、共通の生活の過程で、すべての民族集団の食事、衣類、言語、生活習慣などが重視され、多くの融合があると語った。 例えば、タマネギは新疆で「ピヤス」と呼ばれ、ウイグル語に由来。新疆ウイグル自治区では、サッカー、バスケットボール、その他のスポーツは、すべての民族の人々に広く愛されているという。「新疆のすべての民族集団は、平和で安定した生活を送り、テロ事件がないことを切望している」と同氏は語った。

パハルディン氏は「新疆の親戚や友人と連絡が取れない」とか、「帰国後に再び日本に入国できない」などの『噂』について「虚偽である」と具体的な事実を示しながら反論。「日本の友人を新疆ウイグル自治区に招き、彼らは新疆の真の状況を目の当りにした」という。

続く
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