韓国野党「中国産など誰が打つか…クワッド参加がワクチン確保の近道」=韓国の反応

国民の力党が中国産のワクチン導入説について連日激しく批判している。
また、中国牽制機構である「クワッド(Quad)」に参加を通じたワクチン
外交も促した。
キム・イェリョン報道官は論評で、「ワクチンの需給が難航し、京畿道の
李在明知事をはじめ、与党の政治家たちを中心に、ロシア産・中国産ワク
チン導入検討の主張が提起されている」とし「ワクチン接種自体に対する
不安感が広まった状況なのに、どの国民が喜んで中国産ワクチンを接種する
だろうか。政府のワクチン政策に対する信頼度が悪化するのは目に見えて
いることではないか」と批判した。

某メディアは前日、共に民主党の李圭閔議員を通じて、政府が中国産ワク
チン「シノバック」を導入するかどうかを検討する予定であることが確認
されたと報じた。李圭閔議員が23日、「ロシアのスプートニクVや中国の
シノバックなどのワクチンを国内に導入することも検討しているのか」と
いう質問に対し、ワクチン導入総括チームは「現在は新規ワクチンの開発
・承認動向を注視している」とし「ワクチン需給状況とウイルスの変異、
抗体の有効期間などを総合的に考慮して導入するかどうかを検討していく
予定」と明らかにしたということだ。
これを受けて国民の力は、中国産のワクチン導入説をめぐり激しく非難して
いる。今月24日、ユン・フイソク報道官は、「ロシアのワクチンも不安だと
言われているし、予防効果が50%程度の中国のワクチンをどのように信じろ
というのか」と指摘した。(略)

また、同日、外交安保特別委員会(委員長:朴振議員)は、クワッド参加を
通じたワクチン外交を要求した。特別委員会は声明で「(全方位的なワク
チン外交の)出発は、米国と中国の間で綱渡り外交という戦略的曖昧さから
脱皮すること」とし「クワッド参加はワクチン確保の近道」と強調した。
クワッドは、米国・日本・インド・豪州で構成された非公式安全保障協議体
であり、中国牽制を目的に結成された。これまで文在寅政府はクワッド参加
意思を明らかにしてこなかった。
特別委員会は、「韓国は、民主主義、市場経済、法治主義、人権を守るため
のインド・太平洋地域の非公式協議体であるクワッドに前向きに参加し、
急速に変化する地域秩序の中心に立たなければならない」とし「クワッドは
2022年末までに全世界で少なくとも10億回分のワクチン生産とインド・
太平洋地域内の接種強化を主導している」と強調した。(略)
http://blog.livedoor.jp/kaikaihanno/archives/57960948.html