12日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、日本で新型コロナウイルス感染が収まらずワクチン接種も滞る中で
東京五輪を開催するのは「最悪のタイミング」であり、日本と世界にとって「一大感染イベント」になる
可能性があると伝えた。

 運動面で「このままの五輪でいいのか」と題した評論記事は、人権問題絡みでボイコットの動きがある
北京冬季五輪を含め「五輪の在り方を再考すべき時が来ている」と主張。東京五輪は当初予算を大きく
オーバーし、国民の多くは大会の延期か中止を求めていると指摘した。

 また現在の五輪は「ドーピングや贈収賄、選手への虐待」などで「スキャンダルまみれだ」と強調。
開催都市の住民強制移転を例に「五輪はホスト都市の貧しい労働者に苦しみをもたらした」などとし、
今の五輪に「コストを上回る利益があるのか」と批判した。(共同)
https://www.sankei.com/world/news/210413/wor2104130012-n1.html