「野党は本当に反対ばかりか?」の質問に菅首相の答えは?“山形の徳光”が質した「提案野党」の苦悩
https://www.fnn.jp/articles/-/165867

与党や国民からしばしば「反対ばかりだ」との批判が浴びせられる野党。
その野党の議員が国会で菅首相に「野党は本当に反対ばかりだと思うか」と直撃した。
これに対する菅首相の苦笑を交えた答弁は、コロナ禍での政府と与党・野党の立場を反映するものだった。

(中略)

結局、「野党は反対ばかりか」という単刀直入の質問に対し、菅総理の答えは「与党も野党もなくできそうな提案は取り入れる」ということだった。

菅首相には、与党に配慮しつつ野党も巻き込んで、コロナ対策に打ち込む姿勢をアピールする狙いがあると見られる。
一方、野党内には、提案しても実際に実現するのは政府与党だというジレンマもあり、「結局は丸呑みされて政府与党の手柄になるだけだ」という見方をする議員もいる。
年内に総選挙を控える中、後半国会でも政府と与野党各党のアピール合戦が激しくなりそうだ。